自転車ヘルメット着用の努力義務について

感情で言えば、自転車乗る度にヘルメットは面倒です。‥‥しかし、結論はヘルメット着用しましょう。

まず、ヘルメットは努力義務だから、しなくても良いんじゃないの?って思う方も多いと思います。

確かに、努力義務とは、罰則などの制裁はありません。しかし、しなくても良いという意味ではありません。

以下にヘルメット着用することが賢明な判断であることを説明します。

1.身を守るため  自転車による交通事故で死亡する方の6割が頭部の損傷です。また、ヘルメット未着用の場合は着用している場合より、死亡率が2.1倍になっている為、身を守る為にヘルメットは有効です。

2.加害者も被害者  単独事故でない限り、事故は相手がおり、自分が加害者の場合もあれば、被害者の場合もあります。では、自分が加害者だとして、相手が自転車で、ヘルメットを着用せず(普段からしなくて良いと発言している)頭部に怪我をした時、素直に慰謝料出しますか?私なら、努力義務違反として頭部への怪我の慰謝料は払わないと主張します。現段階では、ヘルメット未着用が過失となる可能性は少ないそうですが、過去、原付が、ヘルメット着用努力義務だった時に、未着用だったことが過失だとした判例もありますので、今後、過失になる可能性もあります。また、頭部の怪我が原因で死亡や重い障害が残った時、加害者として精神的ショックと損害賠償金額はすごい大きな負担となります。ですので、加害者も事故の被害者となるわけです。

3.社会性  成人であれば、社会人として集団のルールに則った立ち振舞いを期待されます。親は子に、年上は年下に、リーダーはメンバーに、影響力があります。論理的かつ模範的な姿を見せなくてはなりません。まず、自らが率先して着用をしましょう。そして、自分が属する集団にも着用を、呼びかけましょう。

結論、1.身を守る為 2.加害者を守る為 3.社会性の為 ヘルメットを着用しましょう。そして、呼びかけましょう。

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